高齢者が乗り降りしやすいクルマ選びのポイントを考える




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高齢者でも乗り降りしやすい車の条件とおすすめの車種

投稿日:2018年1月28日 更新日:

私の家でも親戚のおばあちゃんを車に乗せることがよくありますが、高齢者は私たちが思っている以上に車の乗り降りが大変です。

一見元気そうに見えるおばあちゃんやおじいちゃんでも、立ち上がることが辛いという方は意外に多いんです。

孫と一緒にどこか遊びに行こうと思っても、高齢者にとっては少しの移動が結構大変なものです。

高齢者と言っても70歳を超えたあたりから、元気な人でも足や腰に違和感を覚えることが多いので、高齢者にでも乗り降りしやすい車の話をしようと思います。

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お年寄りは車の乗り降りが大変

おばあちゃんやおじいちゃんは立ったり座ったりすることが苦痛に感じる人が多いです。

車の乗り降りはそんな高齢者の方には敷居が高く、少しの移動でも辛く感じるものです。

私のおばあちゃんも見た目は元気そうに見えるのですが、ちょっとスーパーに買い物へ行くだけでも、車に乗り込むのに時間がかかってしまいます。

車のシートに乗るためには、足を上げることと腰を曲げる必要がありますよね。

バリアフリーの施設などを見ているとわかる通り、高齢者は特に立ち上がる時やしゃがみこむ時に何かにつかまると少し楽に動くことができます。

でも、普通の車は高齢者目線で設計されているという訳ではないので、車によっては乗るのに苦労して座るのにまた苦労してしまうことになってしまいます。

腰か足どちらが弱いかによって車選びは変わる

単純に高齢者だからと言って、この車がいいという訳でもなくて、おばあちゃんやおじいちゃんの状態によって考える必要があります。

腰が痛いのか、足が痛いのかによって車の形状のおすすめは変わってきます。

足と腰の痛みによる違い

  • 足が痛い場合→床は低い・シート高さは普通くらいがおすすめ
  • 腰が痛い場合→床は高くてもいい・シート高さは高めがおすすめ

膝を曲げることが辛い足の痛みは、乗り降り口の床の高さは低い方が膝への負担は少なく抑えることができます。

シートの高さはスポーツカーのように低めの位置でなければ、座った時に沈み込むこともないので、普通の高さで問題はありません。

逆に座る時など腰曲げが辛い腰の痛みが強い場合は、乗り降り口の床の高さは極端に高くなければ大丈夫ですが、シートの高さは高めがいいです。

私の今の車はセダンベースのステーションワゴンで、スポーティーな設計になっているため、シートの位置が低く、聞いたところおばあちゃんにはかなり負担になっていました。

足が弱いおばあちゃんなら低床フロア優先、腰が弱いおばあちゃんならシート位置が高めの車が良い。

高齢者を乗せる車の必須条件

高齢者でも普段の生活で苦痛に感じている部位によって、車選びのポイントが違う点は先ほど解説しましたが、ある程度共通する項目もあります。

高齢者を乗せる車にあると嬉しい装備や条件を考えてみました。

  • ステップが低い
  • シート位置が低くない
  • 室内高が高い
  • 取っ手がついている
  • スライドドア

1つずつ詳しく見ていきましょう。

ステップが低い(低床フロア)

おばあちゃんやおじいちゃんに4WDのSUV系に乗せるのは言うまでもなく、乗りにくいですよね。

どんな元気なおばあちゃん、おじいちゃんであっても乗り降り口が低いことは、何よりも正義です。

私たちでも乗り降り口のステップの位置が低い方が、普段の乗り降りはしやすいと感じるわけですから、高齢者ならなおさらです。

ただ、乗り降り口が低いだけでもダメです。

スポーツカーは基本低床で乗り降り口はかなり低いですが、高齢者にとっては乗り降りがかなり辛いですよね。

それが次に説明する『シートの高さ』です。

シート位置が低くない

どれだけ低床フロアの車でも、車に乗り込んだ時にシートの位置が低いと沈み込んでしまい、腰への負担が強くなってしまいます。

若い人でもスポーツカーの乗り降りはしにくいと感じたことがあるのではないでしょうか?

スポーツカーなどのクーペは低床フロア担っているのに、なぜ乗り降りがしにくいか?

その理由は、シートの位置が低いためです。

シート位置自体がかなり低いため、乗り込んでからもグッと沈み込んでしまって、立ち上がる時も高齢者の場合は誰かの手がないと難しいこともよくあります。

床の高さは低いですが、コーナリングやより走りを追求した設計なので、シートの位置もかなり低めに作られています。

スポーツカーと横に並んだ時、ミニバンはもちろん、軽自動車からでもスポーツカーの座席は見下ろす場合が多いですよね。

特に腰の弱いおばあちゃんやおじいちゃんの場合は、シート位置の高さは一番重要なポイントになってきます。

室内高が高い

おばあちゃんやおじいちゃんが乗り降りしやすいポイントは、乗り降り口のステップだけではありません。

車内に乗り込んでからの室内の高さも高ければ高いほどしゃがむ必要がなくなります。

乗り込む時、乗った後、座るまでのアクション全てがおばあちゃんやおじいちゃんなど高齢者の方にとっては億劫に感じてしまいます。

室内の高さがあると車に乗った後も腰曲げの回数が減るので、負担はずいぶんと減らしてあげることができます。

ちなみにうちのおばあちゃんが乗りにくいと感じた私の車の室内高は1mくらいしかありませんでした。

おばあちゃんとおじいちゃんの身長の平均くらいの160cmと仮定したら、室内高は130cmくらいまでが負担なく乗れる境界線と言えるかもしれませんね。

アルファードなどの大型ミニバンになってくると、室内高は1.6mもありますが、そこまでなくてもいいかなと言う感じもしますね。

取っ手がついている

ダイハツタントの助手席後ろの取っ手

あると便利な装備として、後部座席へ乗り込む時につかめる取っ手があると便利です。

バランスを崩した時だけでなく、ステップを上がった時の体の支えにもなってくれますし、足の負担を大きく減らしてくれる嬉しい装備です。

車って不思議と乗った後につかまったりできる手すりやフックのようなものがないんです。

座っている時には天井あたりに持っておく手すりはありますが、わざわざ車に乗る時にあの場所のフックに手をかけることはないですよね。

そういった意味でも乗り降りする場所につかまる取っ手がついているとおばあちゃんやおじいちゃんにはかなり助かります。

スライドドアがある

高齢者にとって車のドアの開け閉めは私たちが思っている以上に大変です。

車のドアは軽いとは言っても、閉めるときは特に体を一度起こす必要がありますよね。

その1つの動きだけでも、おばあちゃんやおじいちゃんには大変なものです。

よっこいしょと声を出してドアを閉めている光景を見たことはありませんか?

声を出してすると言うことは、何か勢い付けてしているということなので決して楽にできているという訳ではないんですね。

普段、私たちがしていることもおばあちゃんやおじいちゃんにすると、手間になっていることもあります。

高齢者に優しい装備の1つとして、スライドドアが挙げられます。

自動で開け閉めできるパワースライドドアがあれば運転席から開け閉めすることができて、高齢者には何の負担もありませんが、値段も上がるので現実的ではないこともあります。

そんな場合は、スライドドアのイージードアクローザーがおすすめです。

普通のスライドドアでもほとんどの車にはイージードアクローザーと言って、半ドア状態でも自動的にドアを閉めてくれる機能がついています。

半ドアまで閉めるだけでいいなら、普通のハッチドアと比べても閉める力が少なくて済むので、スライドドアは高齢者には優しい装備であると言えますね。

高齢者目線で考えた乗り降りしやすいおすすめ車種

上記の装備内容をもとにして、おばあちゃんやおじいちゃん高齢者にも乗り降りがしやすい車を厳選して紹介します。

低床フロアで乗りやすいポルテ

ポルテ2012年フルモデルチェンジ

ポルテは運転席側はハッチドア、助手席側はスライドドアの珍しい車です。

最低地上高が30cmしかなく、乗り降り口が低く、膝が痛い方には特におすすめの車です。

ウェルキャブ設定もありますが、ノーマル車でもシート位置も低くないので十分に使い勝手の良い車と言えます。

ピラーレスで乗り降りスペースも広く、助手席後ろのピラー部に取っ手がついているのでとっさの時でもつかまる場所がある点も高評価できます。

ポルテの後部座席への乗り降りのしやすさの秘訣は低床フロアとアシストグリップ

助手席部分のピラー(柱)がない設計なので、ドアを開けた開口部の広さがダントツでかなりゆったりと乗り込むことができます。

また、地面から30cmしかない高さなので、膝を大きく曲げる必要もなく乗り降りはしやすくなっています。

アシストグリップと呼ばれるフックもあるので、さらに乗り降りがしやすい設計となっています。

ポルテ自体は、小さい子供を持つママ向けに宣伝されていますが、高齢者にも十分乗り降りしやすく作られています

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後部座席の乗り口にステップが出てくるエブリィワゴン

エブリイワゴン2015年フルモデルチェンジ

スズキのエブリィワゴンは、軽の1BOXタイプで室内空間も広く、普通でも使い勝手はいい車ですよね。

後部座席の乗り降り口までの地上高は、39cmと普通車と比べると少し高めですが、軽の1BOXの中では1番低床フロアとなっています。

後部座席の乗り口にもアシストグリップが装備されているところも高齢者には嬉しい装備であると言えますね。

グレード限定で後部座席の電動オートステップがついてきます。

スズキエブリィワゴンの後部座席の電動オートステップ

これ他の車にはない独特の機能でPZターボスペシャルというグレードに限定されますが、後部座席のスライドドアを開けると、ドアの開閉に連動して電動でステップが出てくる仕様になっています。

電動オートステップを使えば、地上からの最低高はたった22cmしかなく、他の車にはないくらい低床となります。

22cmというと、PCスピーカーくらいの高さになるのでかなり乗り降りがしやすいですね。

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ドア開口が広く取っ手があるタント

ダイハツタント2013年フルモデルチェンジ

ダイハツのタントは、軽ハイトワゴンの人気車種です。

タントの特徴として、ドアの開口間口がめちゃくちゃ広いんです。

また後部座席もスライドドアで、助手席につかまれる大きいサイズの取っ手がついており、高齢者の乗り降りも非常に楽です。

我が家もタントに乗り換えましたが、以来おばあちゃんを乗せても前の車ほどクレームもなくなり車に乗ってくれることが増えました笑

ダイハツタントのドア開口部の広さと室内空間

ドアが90度の角度まで開くことと合わせて、助手席側のピラーと呼ばれる柱部分がないので、ドアを開けた時の広さはダントツに広いです。

後部座席の地上高も37cmと決して高くなく、足の悪いおばあちゃんでも乗り降りはしやすいです。

取っ手があるのもおすすめですが、乗り込んだ時の室内高も136cmあるので、しゃがみこむ仕草も必要なく高齢者には乗りやすい設計となっています。

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パーキンソン病や車椅子の方はウェルキャブという選択肢も

高齢者と一言で言っても、元気で加齢による体力低下の老人もいれば、重度障害で車椅子での生活を余儀なくされる老人もおられます。

加齢による体力低下の場合は、上記におすすめした車種の使用で問題はありませんが、重度障害で立てない・歩けない方はウェルキャブと呼ばれる福祉車両を選ぶということも1つの選択肢です。

先ほど紹介したポルテのウェルキャブ仕様の紹介動画です。

重度障害の代表例として、パーキンソン病があります。

パーキンソン病の方は、歩く速度が遅くなったり歩幅が狭くなり、自分でバランスを取ることができないことがあります。

手足が震えることがあったり、関節が固まってしまうこともあるので、どれだけ低床でグリップがついていても自分で支えられないと車での移動は危険になります。

そう言った場合でもウェルキャブならシートが迎えにきてくれるので、シート前まで支えてあげるだけで乗り降りは車に任せることができます。

最近では、ウェルキャブの中古車も出回るようになってきているので、新車と比べると安い予算で選べる車種も増えてきています。

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高齢者が乗り降りしやすい車【まとめ】

おばあちゃんやおじいちゃん、高齢者の方は車に乗ることが大変です。

乗ったらまた降りるときも一苦労する方もいるほどで、乗せてあげる車選びもいろいろとポイントがあります。

乗せてあげる予定の車に実際におばあちゃん、おじいちゃんを試乗させてあげることができるなら、車を見に行くときについてきてもらうことがいいのですが、ついてくるのも負担になってしまいます。

今回紹介したポイントをもとに車を選べば、高齢者の方でも乗りやすい車に出会うことはできます。

実際にうちのおばあちゃんが乗って納得してくれていたので、安心です。

高齢者の方にセダンがいいという話を聞きますが、セダンは乗ってしまえばシートの作りはしっかりしていて長距離乗るにはおすすめですが、乗り降りがしやすいというとまた別の話になってきます。

まとめるなら、高齢者の人が乗り降りしやすい車は、低床フロアでシート位置が低くない車です。

孫と触れ合ったりしていることで、おじいちゃんやおばあちゃんも元気をもらえるものです。

少しでもおじいちゃん、おばあちゃんに外についてきてくれるような車選びを心がけたいですね。

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元自動車ディーラーの営業をしており、中古自動車査定士の有資格者です。元査定士ならではの業界の裏話を中心に中古車に関するお得情報とコラムを発信していきます。 詳しいプロフィール

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