中古車の傷と査定価格の関係

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査定の基礎

中古車査定の鉄則!ボディーについた傷はあえて直さない方がいい理由

投稿日:2016年9月5日 更新日:

中古車を査定する時に車についた傷はどうすればいいか?という質問はよくありますが、皆さんは査定前に傷直していますか?

コンパウンドを買ってきて、がんばって磨きをかけても査定の時に変化があるかというと実は関係ありません。

キズを直したからと言って査定価格が高くなるというわけではないんです。ほとんどの場合は、傷や故障は査定価格には影響がありません。

今回は、中古車の査定前に傷や故障を直さない方がいい理由について説明していきます。

中古車の査定では傷の減額は意外に少ない

中古車についたキズ

せっかく大事に乗ってきたお気に入りの車にキズがついてしまったり、故障がわかった時、ショックですよね。

修理代のことももちろん心配ですが、後々売る時に値段が下がってしまう…など悩みの種が増えてしまいます。

故障に関して言うと、走行に支障をきたすレベルのものであれば、修理をする必要があります。

売る時までに乗っていて事故にあってしまったりしては意味がないです。安全に走れることが第一です。

ただ、車のキズに関しては5000円〜10000円程度の減点で済む場合がほとんどです。

だから、わざわざ直さず基本的にはそのままにしておいた方が得策です。

中古車の査定ではキズの減額はそれほど大きいウェイトを占めていないので、多少のキズであれば減額にならないこともあるためです。

 中古車の査定時に傷で減点される基準

中古車なので、1000㎞でも2万kmでも走っていればキズは自然と増えていきます。

新車の時と違って、車の塗装面も徐々に環境によって劣化してくるため、車庫で保管していない限りはキズが増えることは仕方ないものです。

いくら手洗いで洗車をしていても、小さい洗車傷はついてしまうものです。

ただ、洗車もやり方を間違えると洗車傷を必要以上に増やしてしまう可能性があるので、洗車のやり方にも気をつけるべきポイントはあります。

洗車でよくあるミスを『中古車に洗車傷が増える重大な4つの原因と対策まとめ』でまとめましたので、これオレ?って当てはまった方は一度読んでみて下さいね。

では、具体的にどの程度のキズが査定価格に影響するのかを解説しましょう。

査定の時に減点される項目として、査定協会が定める減点対象の傷は、直径5cm以上のもので爪にひっかかる程度の傷と決められています。

つまり、洗車でつくような洗車傷などの小さいキズはついていても、中古車特有の経年変化(月日が経って自然と劣化すること)と見なされると言えます。

傷の減額基準

1cm未満の傷 →  減額なし

5cm程度の傷 →  5000円

10cm程度の傷 →  10000円

10cm以上の傷 →  20000円

傷による査定価格の減点の目安はおよそ上記の通りです。査定する業者によって多少の差はありますが、減点が入る場合はあくまで爪に引っかかるレベルの傷のみです。

いくらがんばって時間をかけて直しても、査定価格に変わりがないのであれば、やっても単なる自己満足で終わってしまいます。

普通であれば、傷を直す=査定価格を上げたいということなので、わざわざ傷を直す必要はありません。

まして、これから車を売ろうと考えているのですから、傷や故障を直して査定アップ!に力を入れるよりは、次の車探しや買取価格をアップさせるためのテクニックや交渉術の勉強をした方が得策です。

傷だらけの中古車でも年式相応なら問題なし

特に年式の古い中古車になってくると、ボディー全体に傷がついていることもよくあります。

7年落ちくらいの中古車であれば、普通は経年劣化も含めて、ボディー全体に小傷がついていることは普通なので、傷全てを減点されるわけではありません。

普通に考えてみれば、ついている傷全部を減点として評価していたら、もともと低い基準価格なので一瞬で査定額は0円になってしまいますよね。

年式が古い車ほど傷の減点は甘くなると考えて問題はありません。

反対に3年落ちや比較的年式の新しい中古車を査定する時は、傷の減点は厳しめにチェックされます。

自分で補修できる傷の見分け方とやり方

自分で補修できる傷は直すことも可能です。

ただ、査定の評価としては自分で直せる範囲の傷は減点対象とならないことが多いので、傷がどうしても気になる場合だけにしておきましょう。

新車で買って1年以内だったりする車であれば、査定に関係ない傷でも気になりますよね。

まず見分け方ですが、傷をなぞってみてください。

爪にがっつり引っかかったり、ボディーの白い生地が見えてしまっている場合は傷が深いので、自分で直すことは難しくなります。

傷の補修方法

用意するものは4つです。

粗目のコンパウンド、極細のコンパウンド、スポンジ、拭き取りクロスを用意します。

スポンジはコンパウンドを買えばついているもので大丈夫です。拭き取りクロスはできればタオルではなく、目の細かい拭き取り専用のクロスを使用します。

はじめに粗目のコンパウンドで傷の周囲10cmくらいを磨き、一度拭きます。その後、極細のコンパウンドで磨き、仕上げます。

基本的にはこれだけでオッケーです。

拭き取る際は、あまり力を入れすぎないように注意します。コンパウンドはボディーの塗装を削るので、やりすぎると色がぼやけてしまいます。

その後、ワックスやコーティングをかけておくとツヤが戻るのでおすすめです。

ポリラックはコーティングをかけてない車でも簡単に自分でコーティングをかけることができるので、普段コーティングを使っていない人は使ってみてください。

傷消しとまではいきませんが、傷の表面をコーティング層で守ることができるのでサビ防止にも使えます。

関連記事ポリラックの施工で古い中古車でもツヤが戻り洗車が楽になる!

ボディー以外の部品に傷がついてしまったら減点対象?

ボディー以外の部品に傷がついてしまった場合ですが、特に減点の対象となることはありません。

  • キーレス
  • タイヤ
  • ナンバープレート
  • ハンドル
  • ルームミラー

このような部品に傷がついてしまっても、特に直すことはありません。

キーレスはスペアキーもありますし、長年乗ってきた車なので経年劣化として判断され、査定額が大幅に減額されることはありません。

タイヤは消耗品の扱いになるので、走れない程度のダメージでなければ特に減点されることはありません。

ハンドルやルームミラーははじめからついていて、交換できないと思いがちですが、実はそんなこともありません。

買取業者をはじめ、車屋は部品取りと言って、車のパーツや部品をバラで発注することがほとんどで、完成品として発注することはないため、修理価格も私たちが頼む金額よりも安く抑えることができます。

中古車の傷は二重査定や再査定で減額されることも少ない

中古車の査定トラブルで、二重査定や再査定という言葉が稀に出てきます。

これは、一度査定して値段を出した車なのに後から修理跡が見つかったからなどの理由で、2回査定をして、査定価格の変更をお願いされるというものです。

本来、中古車を査定して売却するまでの流れの中で基本的にあってはならないんですが、業者によっては査定して買取が決まった後にこのようなことを言ってくるところもあります。(ほんと稀)

特に『修復歴』や『修理歴』について再査定される内容が多いようです。

ただ、傷に関しては見落とすほどのレベルの低い査定士はいないので、再査定はないと思っておいていいです。

事故歴や修理歴をこちらが黙っていて、ボンネットの下に潜らないとわからないレベルのものであれば、査定士も査定の時に気付くことはできません。

そのような場合は、再査定で減額されても文句は言えません。

査定時に聞かれた内容などにはしっかり答えるようにしておいてください。

嘘をついていたり修理歴を黙っていると、トラブルの原因となり、こちら側にも非が出てくるので注意が必要です。

傷消しや修理することのデメリット

傷を直そうと思うと、補修グッズが必要となってきます。

極細のコンパウンド、細めのコンパウンド、粗目のコンパウンド、仕上げ用クロス、つや出し剤、コーティング剤などある程度きれいに直そうと思うと、数千円の出費がかかってきます。

しかも、一度グッズを買ったとしても基本的に滅多と使う機会がないため、車庫の中に眠ってしまうだけとなり、その後の使い勝手も正直あまりありません。

少しでも査定価格を上げるためと思って、傷を直すことが逆に補修剤にお金がかかってしまっていては本末転倒です。

そういった意味でも査定前の傷の補修はあまりおすすめではありません。

塗装色が黒色や濃色系の車の場合は、塗装色が弱いため、コンパウンドの使い方を誤ると塗装の色が薄くなったりぼけてしまうということが起こります。

塗装色がぼけてしまうと、その一部分だけの色味が薄くなり、ツヤもなくなってしまいます。

コンパウンドの塗装ぼけ

Photo Credit:みんカラ

この写真は極端な例ですが、塗装が剥がれてしまい車の生地が見えてしまっています。

本来の減点対象が『傷』によるものであっても、塗装色がぼけてしまうと、『板金・塗装』になってしまい、減点の金額も3倍以上にふくれあがってしまいます。

初心者がコンパウンドを使うと、こすりすぎや力の入れ具合でこのような状態になってしまうことが多いです。

塗装がぼけてしまうと、お店に出さないと直すことができないので、事前知識として知っておきましょう。

乗り換え検討中ならなおさら傷はそのままにしておく

あなたが今乗り換えを検討しているなら、車の傷はそのままにしておく方がいいです。

下手に傷を直して、塗装面がおかしくなってしまったりすると査定の減点が増えてしまうことになります。

カーコンビニ倶楽部などの傷の補修屋さんに補修を依頼しても、結構な金額を取られてしまいますし、査定時の傷の減点金額の方が実は安くなったりします。

焦ってあれもこれもと手をつけてしまうと、いい方向に転ぶことはあまりありません。

私自身も車はきれいに乗っていないと気が済まないタチでしたが、小さい子供がいたりすると自分がどれだけきれいにしていても正直限界があります。

私たちが思うほど、傷による査定価格の減額は少ないので深く意識する必要もないですよ。

中古車査定の傷について【まとめ】

中古車査定で傷の減点は、一番小さいものであれば5000円程度のものです。

たった5000円であれば、傷消し用に補修剤一式を買う値段と変わりません。

むしろ、同じだけのお金をかけて傷を直そうとして、逆に傷を広げてしまっていてはマイナスとなってしまいます。

中古車の傷の補修は専門知識も必要となってくるので、わざわざリスクをおかしてまで傷を直す必要はないと私は思います。

また、爪にひっかからないようなレベルの傷は、経年劣化などの理由からついていて当たり前と判断され、減点対象となることはないので、査定前に悩んだりする必要はありません。

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リョウヘイ

元自動車ディーラーの営業をしており、中古自動車査定士の有資格者です。元査定士ならではの業界の裏話を中心に中古車に関するお得情報とコラムを発信していきます。 詳しいプロフィール

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