査定の基礎

元査定士が明かす中古車の査定時に必ずチェックされるポイント

投稿日:2016年6月7日 更新日:

中古車の査定をしてもらう時、査定ってどこを見て値段を決めているのか気になりませんか?

中古車の査定士が査定をする時に見るポイントは多岐にわたります。基本的に中古車の査定は、車種とグレードに応じた基準となる金額があって、そこから加減点されていきます。

では、中古車査定の時に査定士が見るポイントをジャンル別に見ていきたいと思います。

中古車査定のチェック項目【車の基本情報】

当たり前ですが、車の基本となる情報を順番にチェックしていきます。

ここで絞った車種やグレード、年式などをもとに査定の基準価格が決められます。

中古車の基本情報とその具体例

  • 車種名→マークX、エスティマ、プリウス、オデッセイ、デミオ、ムーブ等
  • グレード→Gタイプ、AXタイプ、エアロダウンカスタム等
  • 車体色(ボディーカラー、内装色)→ブラックマイカ、シルバーメタリック等
  • 走行距離→査定時点で走っている積算の走行距離
  • メーカーオプション(新車購入時に付けるオプション)→サンルーフ、LEDヘッドライト、本革シート、シアターサウンドシステム等

中古車の基本情報というとおおよそ上記の5項目を見ます。

車種名やグレード・車体色はほぼ決まっていますが、ここではメーカーオプションの有無と使用可否についてチェックされます。

逆に言えば、上記5項目がわかれば中古車の査定価格の上代価格(減点なしの状態の価格)を出すことは可能です。

サンルーフや本革シート等、車種とメーカーによって様々なメーカーオプションが設定されていますが、ついていても動かない・傷だらけということではせっかくのプラス査定の要素もマイナス要素となってしまいます。

サンルーフやヘッドライト等は自分で修理をすることはなかなか難しいですが、本革シート等であれば、軽い補修はできるので、事前に軽く手直ししたりするのもありかもしれません。

中古車の車種情報を特定する類別区分番号と型式指定番号

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車検証には、類別区分番号と型式指定番号という2つの番号が記載されています。

通常、査定士はこの番号を調べて、その車の車種名や正確なグレードを割り出します。

この番号で車を絞り込めるってわけだ。
キザオ

ここにこの番号が書かれていないということで、改造や改変の疑いをかけられてしまい、結果として正規品ではないことから、『事故車』として処理されてしまうことも稀にあります。

中古車査定のチェック項目【外観】

中古車査定でまず一番にチェックされるのが、車の外観です。ここで主に見られるポイントは下記の通りです。

 

  • ボディ全体のへこみと傷の状態
  • 色あせやムラがないかどうか
  • 各取り付け穴やボルトの接合部の状態
  • 液漏れやタイヤの状態

査定というだけあって、取り付け穴やボルトの接合部などマニアックなところも見られます。このあたりは、過去に事故をしているかどうかを確認するためにチェックされます。

査定した中古車を高い金額で買い取って、あとで事故車だったというのでは商売になりませんからね。

では、項目ごとに見ていきましょう。

【査定項目】ボディ全体のへこみと傷

査定士はまず、車から離れて外観を一周見ます。

全体的な歪み等がないかを把握するためです。 正直なところ、1㎝程度の小傷やへこみを減点対象とするのは、査定士のさじ加減によりますが、基本的には減額はありません。

のむさん
1cm程度だったら減額にならないんですね!ありがたやー。

へこみと傷のチェックは外観を一周してる最中に気になったポイントを探しておいて、後で詳しく見るといったことがほとんどなので、目立つところ以外はあまり気にしないと思います。

【査定項目】色あせやムラがないかどうか

ボディ(塗装面)に色あせや色ムラが出ていないかをチェックします。

板金や塗装をしていると、日に当てた時に塗装面が波打って写ることがあります。

板金は、へこんだり傷がついている箇所を特殊な材料で磨き、平らにし、直す技術です。

のむさん
板金の跡まで見抜いちゃうの、査定士さんって?
あ・た・り・ま・え。一応、プロだからな(笑)
キザオ

そのムラがあると、何かの原因でドアを板金で直した・もしくは塗装し直した疑いがかかります。(=事故で当てられたか自分で当ててしまったか) 塗装・板金での手直しは、場所と大きさによりますが、傷の減点よりは大きくなってしまいます。

【査定項目】各取り付け穴やボルトの接合部の状態

板金で直しているのではないかと疑いがかけられた後は、ここを見られます。

板金や塗装の手直しがないと判断されたら、そんなにじっくりは見られません。 板金で直している=他の場所は交換しているかもしれないとなるわけです。

例えば、フロントフェンダーは板金で直ったけど、フロントドアは交換している可能性がある といった具合です。

外装はそれなりに汚れているのに、バックドアの接合部のボルトがやけにきれいな場合等、おかしいな?って思うんです。

『本来汚れている箇所が汚れていない』 これは査定士からすれば決定打となります。

年式相応のヘタレ方をしてないと、逆に怪しまれちゃうってわけ。
キザオ

こうゆう細かなところで必ず気づかれるので、査定前に聞かれることに嘘はついてはいけません。

【査定項目】液漏れやタイヤの状態

オイル漏れ等、エンジンルーム下から何か不純物が漏れていないかが主なチェックポイントとなってきます。

おそらくここで引っかかる車は、最初からそこまで査定値も期待はできません。それなりに使用期間も長く、走行距離も走っているのではないかと思われます。

タイヤについては、ノーマルタイヤ・スタッドレスタイヤの2種類共に、溝の状態で大きく金額が変わるということもありません。 もしもタイヤを変えたばかりでまだ新しいということであれば、売却前に外して別で売った方が結果的にはお得になります。

中古車査定のチェック項目【内装】

中古車査定の時、車の内装については主に匂い・シートの状態・生地の損傷具合を見られます。

最終的に買い取って再販する前にはルームクリーニングにはかけますが、ルームクリーニングでとれない匂いや汚れなどは大きく減額の対象となります。

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【査定項目】車内の匂い

主にたばこの匂いやペットの匂いは減点対象になります。

ただ、無臭の人間なんてこの世には存在しないでしょうから、通常のルームクリーニング費用はひかれることが多いので、そこまでシビアな減点ではないと思います。

【査定項目】シートの状態・生地の損傷具合

シートにほつれ傷やひび割れがあると、マイナスとなってしまいます。

本革シートの場合は、手入れなしで長年乗っているとひび割れが出てくるので、定期的なメンテナンスが必要です。 ただ、ほつれやひび割れ以上に、減点となるのがたばこ等による焦げ跡です。

灰皿が使われていたり、室内にたばこの匂いが残っている場合は、焦げ跡がないかどうかは重要な確認ポイントとなるので注意が必要です。

単純に直せるものについては、減点もそんなに高くありません。 直せないものについての減点は高くなります。『匂い』については、ルームクリーニングで直すことができますが、『傷や穴等はなかなか直すことができません。

中古車査定のチェック項目【オプション・装備類】

中古車特有のオプションや装備類については、基本的についているものはほぼ全てプラスとなります(少し例外もあり)

車を買ってから自分で付け足したものが該当します。カーオーディオ、カーナビ、アルミホイール、エアロパーツ等 ただ、後席用のフリップダウンモニターや車高調やサブウーファー、サテライトスピーカー等ついていても、プラスにはならないものもあります。

参考中古車の査定でプラス査定とマイナス査定になるオプションの違いとは?

中古車査定でチェックされるポイント まとめ

中古車の査定では、1台1台同じ状態の車はないため、直した跡や傷・へこみ等、見る車によって全て状態が変わってきます。

中古車を査定する査定士からすれば、修正した跡や傷などがある前提で査定するので、どれだけきれいに直していても必ず気づかれますので、査定前に嘘の情報は伝えないようにしましょう。

過去に当たったことがあれば、それは素直に申告することがベストです。

下手に隠していてばれてしまうと、詐欺罪に発展してしまうこともあるので、注意が必要です。

中古車の査定は売る側と買う側の駆け引きのようなものなので、真向から真剣勝負しましょう(笑)

車を高く売る方法の見出し

新車でも中古車でも乗り換える時は少しでも高く売って、頭金に変えたいですよね。

そのためにも今乗っている車を査定する時は、最低でも2~3社くらいの買取業者へ査定を依頼するようにしましょう

そうすることで、あなたの車の妥当な査定価格が自然とわかります。1社だけの査定だとプロでもその査定価格が適正な金額か見抜くことは難しいものです。

がむしゃらにもっと値段上げてくださいと営業マンに言っても、正直なかなか相手にしてもらえず流されてしまいます。目標金額を事前に決めるためにも相場価格の把握は必須というわけです。

何社も買取業者をまわって査定をしてもらうのは正直体力的にも時間的にも効率が悪いものです。そこで、簡単に複数の買取業者へ査定を依頼できるのが、今はやりの一括査定です。

一括査定サイトも結構な数があってどれを選んだらいいのかわからない人が多いと思ったので、中でも有名な6社の違いを比較・ランキングを作成してみました。

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元自動車ディーラーの営業をしており、中古自動車査定士の有資格者です。元査定士ならではの業界の裏話を中心に中古車に関するお得情報とコラムを発信していきます。
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