激落ちくんは何も台所だけに使うものではありません。
強度が高い車のガラスなら、使うことができますし、100円で買えるので常備しておきたいアイテムの1つです。
この記事では、車のガラスにつく汚れの種類とガンコなウロコ汚れの取り方や掃除方法を中心に解説します。
ボディーの掃除にもお金がかかるので、せめてガラスくらいはお金をかけずにやりたいですよね。
今回はワンコインでできるガラスの掃除のやり方も一緒にご紹介します。
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車のガラスにつく3つの汚れ

車のガラスにつく汚れを調査
車のガラスにつく汚れは具体的にどんなものがあるのか調べてみました。
- 泥,砂埃によるもの
- 雨水によるもの
- ピッチ等の油汚れ
- 虫の死骸
- 鳥の糞
- ウォータースポット(ウロコみたいな感じ)
おおよそこれくらいのものかと思います。上から順に下にいけばいくほど、厄介な汚れとなり、とりにくくなります。
泥や雨水などの簡単に落とせる汚れ
泥、砂埃、雨水の汚れは基本的にがんこではないので、簡単にとれます。

ワイパーでウォッシャー液をかけて拭き取るだけでもとれる汚れなので、それほど慎重に考える必要もありません。
ただ、洗った時など水分を残してしまうと、後々面倒になってくることがあるので、洗車する時はちゃんと乾拭きするようにしましょう。
油汚れや虫の死骸などがんばったら落とせる汚れ

油汚れや虫の死骸は洗車後に処理する
- ピッチ・タール等の油汚れ
- 虫の死骸
- 鳥のフン
ピッチ等の油汚れは、洗車の時にスポンジで磨いてあげればとれることが多いですが、虫の死骸などの汚れは、カーシャンプーだけでは落ちにくいので、しつこい場合は洗車後にしましょう。
ピッチやタールは新しい道を通った時につきやすいです。
舗装されたばかりのアスファルトはピッチやタールと呼ばれる油分が多いことが原因で、走行時に高速回転したタイヤでその汚れを巻き上げてしまい、ボディーやガラスに付着してしまうというわけです。
できる限り新しい道路は通らないことが油汚れ付着を防ぐ手っ取り早い方法です。
虫の死骸も鳥の糞も同じく、洗車で磨いてあげればとれますが、直接拭くのってちょっと気が引けますよね。
なので、事前にウェットティッシュなどでおおまかな汚れをとっておくと楽です。
とれなければ、水垢用クリーナーなどを使えばかんたんに落とすことができます。
だいたいの汚れが落ちたらあとは、ウエットティッシュなどで拭き取る→乾いたティッシュで拭く を繰り返せば汚れは落とせます。
洗車だけではとれなければ、拭き終わってから掃除するようにします。
ウォータースポットや水垢など落としにくい汚れ

車のガラスにできるウォータースポット
最後に残ったウォータースポットですが、これが何より厄介な汚れです。
ウォータースポットとは、水滴が日光など熱によってボディーやガラス面に焼き付いてしまうことを言います。
龍のうろこに似たような跡が残ってしまい、水垢が乾燥して焼き付いてしまいます。

晴れた日に直射日光の下で洗車をしていると、必ずと言っていいほどなってしまうので、洗車の際は注意が必要です。
ウォータースポットを防ぐ洗車のやり方については、『正しい洗車のやり方』の記事で写真つきで詳しく解説していますので参考になさってください。
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ウロコのような水垢も落とすガラスの掃除方法

ウロコのような水垢汚れも落とす方法
うろこ上にできた水垢汚れは、とれないんじゃないかと心配になることもありますが、実は簡単に取ることができます。
あの汚れを見たら、特殊なクリーナーやグッズがないととれなさそうなイメージを持ってしまいますよね。
500円以内の出費だけで、あのうろこ汚れを落とす方法をご紹介します。
タオルとセーヌ皮を用意する
まず、セーヌ皮(ボディーの水分を拭き取るクロス)を用意します。お金がかかるものはこれだけです。
500円ワンコインでおさまる値段で買うことができます。

- セーヌ皮を濡らして水分を多めに残して絞る
- セーヌ皮でガラスに水をつける
- 水がついた状態のまま乾いたタオルでゴシゴシ
- 取れるまで繰り返す

ガラスに水がついている状態で、乾いてしまう前に乾いたタオルでウォータースポットをゴシゴシ拭いてください。
とにかく力を入れて拭き取るように意識します。
家の窓ガラスなんかを拭く時に息をかけて拭いたりしますよね?例えるならあの感じです。
拭ききってもとれない場合は、同じ工程を繰り返すことで徐々にとれてくると思います。
乾拭き用のタオルは、ボディーを拭くときは違い、繊維の荒い安物のタオルで十分です。
水分が乾く前に拭きあげる
水分なしでカラカラの状態では、汚れはとれません。
磨く力をより強くするために、あえて水分を含ませて水を研磨剤のように使うことで、汚れは落ちやすくなります。
水分をつけて、乾ききる前にゴシゴシ磨くようにしましょう。
何回かやっていれば、だんだん薄くなってくるはずですが、それでも取れない場合は次に紹介するやり方も合わせて試してみてください。
メラミンスポンジとクエン酸でさらに効率アップ

メラミンスポンジとクエン酸を使ってさらに効率アップ
なかなか取れない汚れには、メラミンスポンジ(激落ちくん)とクエン酸の併用がおすすめです。
ボディーではなく、ガラスはかなり強い材質でできているため、ゴシゴシ磨いても全然問題ありません。
メラミンスポンジ(激落ちくん)
100均でも売っているメラミンスポンジの激落ちくん。
汚れを研磨して落とすというもので、これが水垢系の汚れにはかなり効果的です。
台所の人工大理石など使う場所によっては、色落ち等もありますが、車の窓ガラスは強いので何の問題もありません。
水を含ませてゴシゴシと磨きましょう。
クエン酸
台所や家の掃除でよく登場するのがクエン酸。
クエン酸には酢の成分が含まれており、水垢を落とすにはもってこいです。
車の窓ガラスでも使用は問題ありません。

窓ガラスにつけてタオルでゴシゴシ拭いてあげましょう。
ガラコを使うと油膜になることもあるので注意

ガラコを使うと油膜になってしまうこともある
撥水コーティング剤を使っていると、逆にガラス面に油膜ができてしまうことがあります。
よくオートバックスなどでも見かける撥水剤のガラコですが、少し注意が必要です。
窓ガラスにぬりぬりするだけで、撥水コーティングができてしまうという便利なケミカルなんですが、使用する状態によっては油膜ができてしまうことがあります。
僕は昔、ガラコを塗ってから徐々に油膜がつきやすくなってしまい、撥水加工が落ちてくると同時にギラギラの油膜まみれになって死にかけた痛い思い出があります。
それ以来怖くなって使っていませんが、安物の撥水コーティング剤はこのようなデメリットもあるので使用は注意してください。
ワイパーブレードを撥水用のものに交換するのであれば、直接的に窓ガラスには影響はないので問題ないかと思います。
日常的なガラスのおすすめ掃除方法

日常からガラスの汚れをこまめに落としておく
日常的にフロントガラスをきれいに掃除する方法ですが、一番効果的なのは『ついた汚れを放置しない』ことです。
雨水や泥の汚れなどの自然につくものはある程度放置しておいても、カーシャンプーなどで簡単に落とすことはできますが、鳥の糞や油汚れなどの汚れなどは早ければ早いほど取りやすいです。
時間がたって、直射日光で焼け付いたり、別の汚れが混ざってしまうと厄介です。
ついた時点ですぐ拭き取れるように車にウェットティッシュやティッシュを含ませたものを積んでおくと便利です。

これを100均で売っている容器に移して、3~5倍程度に希釈して車のトランクにでも積んでおきます。
ウェットティッシュと違い、アルコールも含まれていないので出先で鳥のフンをくらった時などに便利です。
ゴールドグリッターの特徴や使い方については、『ゴールドグリッターの特徴や使い方』で詳しく解説しています。
まとめ
ボディーとは違い、ついつい放置してしまうのが車のガラスについた汚れです。
汚れてワイパーで拭き取ることはできますが、結局汚れを伸ばしているだけになるので、できるだけ早く拭いてあげた方がいいです。
ボディーについたウォータースポットと違って、ガラスについた汚れは意外とかんたんに落とすことができます。
では、よりよい洗車ライフをお過ごしください!