12ヶ月点検の時間と費用




コラム

法定12か月点検にかかる時間や費用からその必要性を探る

投稿日:2016年7月29日 更新日:

車の点検は無料点検と有料点検がありますが、12ヶ月点検は有料点検になります。

12ヶ月点検は法定点検ですが、実際受けている人は少なく、受けていないからといって特別ペナルティもありません。

 

この記事では、ホンダのディーラーで営業マンをしていた僕が、12ヶ月点検の費用や時間・必要性や査定価格に及ぼす影響までを詳しく解説します。

車検との費用の違いも比較していますので、点検を受けるかどうか迷っている方から乗り換えを検討中の方まで参考になります。

無料点検と12ヶ月点検の違いは点検項目の数ではなく内容にある

無料点検と12ヶ月点検の違いは点検項目ではなく点検の内容

無料点検と12ヶ月点検の違いは項目数よりも内容

無料点検と12ヶ月点検は点検項目はどれくらい違うのでしょうか?

参考までに各点検の点検項目数を表にまとめてみると、

 無料6か月点検12か月法定点検24か月法定点検
室内の点検5項目4項目5項目
エンジンルームの点検8項目10項目13項目
下まわりの点検1項目3項目8項目
外まわり・足まわりの点検7項目6項目14項目

 

点検項目の数は減りますが、点検の中身が異なっており、無料点検ではシートベルトや装備関係など初期不良のチェックがほとんどなのに対し、12ヶ月点検は駆動・機関系のチェックが中心となってきます。

点検項目の数よりも、1箇所にかける点検の時間が濃いものになっているということになります。

 

点検項目はトヨタのディーラーでの点検を参照しています。各点検の詳しい内容については、トヨタのサイトを参照してください。

【トヨタ】無料点検と法定点検

12か月点検にかかる費用はディーラーと別の業者では変わってくる

ホンダ12か月点検

ホンダの12ヶ月点検にかかる費用の目安

引用:Honda Cars 群馬中央公式サイト

これはホンダの12か月点検の料金表ですが、見てわかる通り車種による値段の差はそれほど大きくないと言うことがわかりますね。

ホンダをはじめ、自動車ディーラーは車種によって点検の基本料金が変わってきますが、ビッグモーターの点検料金を調べてみると基本料金はどの車種でも同じでした。

 

管理人
ビッグモーターの12ヶ月点検料金は、車種関係なく一律9720円でした。

 

ビッグモーターは点検だけでなく、車の買取と販売をメインにやっている業者です。評判について詳しくは『ビッグモーターの買取の評判』をご覧ください。

 

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点検料金以外にもお金がかかってくるので注意

点検の基本料金だけを見ると、安いなと思ってしまいますが、気をつけておきたいのは基本料金以外に部品代や工賃がかかるということ。

点検するだけの基準価格なので、部品の交換をする場合はここに部品代や工賃が別途発生してしまうことになります。

 

12ヶ月点検でよく交換が必要になってくる部品は、この3つくらいです。

  • エンジンオイル
  • オイルエレメント
  • ブレーキパッド

 

オイルとエレメントは車種によって違いますが、平均3000円から5000円程度、ブレーキパッドは1万円〜2万円くらいかかってくるので、総額にするとそれなりの値段になってしまいます。

他にATF(オートマのオイル)やバッテリーなどあと少しで交換が必要となるというように劣化した部品のチェックもしてくれるため、さらに出費がかさんでしまうことも。

 

長く乗るのには必要と言える法定点検ですが、受けることによって手放しにくくなるというのも事実。

車は買う時だけでなく、維持していくために持っているだけでも結構お金がかかってきます。そこにさらに点検代となると、出費はかさんでしまいます。

車検代と1年点検の費用の差(軽自動車で比較)

車検代と一年点検の費用の差

車検代と一年点検の費用の差

参考までに軽自動車で12ヶ月点検と車検代がどれくらい変わるのかを調べてみました。

12ヶ月点検は基本料金と部品代ですが、車検はそれに加えて税金関係の出費がプラスになるので少し割高になります。

 

  • 12ヶ月点検=基本料+部品+工賃
  • 車検=基本料+税金+部品+工賃

 

管理人
車検は自動車説、自賠責保険料、収入印紙代が税金として必要になります。

 

 12ヶ月点検車検
基本料9,300円19,764円
部品代・工賃その都度その都度

法定費用

(重量税・自賠責)

なし32,770円

※12ヶ月点検はホンダの料金、車検はホリデー車検の料金を参照。

 

車検は受けないと乗り続けることができず、強制保険である自賠責保険や重量税などの費用がかかってくるため、1回の費用は割高になります。

軽自動車でも部品代や工賃をのぞいて、5万円近い出費になってしまいます。

 

12ヶ月点検なら比較的安い値段で点検を受けることができますが、その前に一度愛車の価値を調べてみるのも一つの選択肢です。

車の価値は時間が経つにつれて下がっていくので、知らない間にお得に乗り換えられる時期を逃してしまうとも考えられます。

 

値段なんてたいしてつかないだろうと思っていても、いい値段がつけば車検代や点検代を頭金にして手放した方が結果として得をすることもあります。

ディーラーへ車を持って行って査定するのはなかなか腰が上がらないですが、ネットからならすぐ査定を依頼することができて便利です。

 

管理人
一括査定は電話もたくさんかかってきて売る気がないお客さんには冷たくあしらわれることが多いですが、gooの買取なら1社だけでも査定ができます。

 

営業電話も基本かかってこないので、相場を調べたい方には特におすすめなので参考になさってください。

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12ヶ月点検にかかる時間は預かりになる業者がほとんど。代車なしの業者はやめておく

12か月点検をする自動車整備工場

12か月点検をする自動車整備工場

12ヶ月点検は点検項目が多く、足回りやエンジン内部まで点検するため、ほとんどのお店で預かりでの対応になります。

外観部分の点検から始まり、計器類・各種スイッチ類の動作、エンジン内部・足回りや下回り、ブレーキなどの駆動関係の点検となり、一通りの点検が終わったら、交換部品等の見積もりへ入ります。

その後、部品交換や修理・仕上げを行い、納車となります。

 

修理作業に時間がかかったり、部品がお店にない場合は取り寄せする必要があるため、さらに時間がかかり後日納車後に再入庫する時もあります。

作業時間的には、通常半日〜1日程度はお店に預けるので、当日朝〜夜までか1泊2日の預かりかどちらかになることが多くなっています。

 

ほとんどの車屋が1日預かって、翌日以降に納車という流れになっているので、代車を借りて後日納車になる業者がほとんどです。

 

業者の中には点検を数時間で終わらせて、代車なしで当日納車にするところもありますが、12ヶ月点検を数時間で終わらせることは丁寧に点検すればまず不可能です。

小一時間で点検を受けてくれる=点検の質を疑った方がいいので、1日以上じっくり時間をかけて点検してくれる業者に依頼する方が安心感がも高いですね。

12ヶ月点検を受ける人の割合は少なく、ほとんどの人が受けていない

12ヶ月点検をする整備の風景

12ヶ月点検は受けていない人の方が多い

1ヶ月点検と6ヶ月点検は新車で買った人が受けられる無料点検で、主にオイル交換をしたり簡易的なチェックをしてくれます。

推奨点検という形で、別に受けなくてもいいのですが、無料で必要最低限な点検をしてくれて洗車までしてもらえるので多くの人は受けているでしょう。

洗車ついでに依頼する人もいます。一種のサービスのようなものですが、ディーラーの洗車はそれほど丁寧というわけでもないので、自分で洗車するのが一番きれいになりますけどね。

 

その次に来るのが12ヶ月点検です。1年に1回の車の点検になり、あまり知られていないのですが、12ヶ月点検は法定点検になります。

法定点検と定められているにもかかわらず、以前に私が勤めていたディーラーでも12ヶ月点検を受ける人は、新車購入者のおよそ4割程度しかいませんでした。

 

管理人
法定点検とは言っても推奨レベルです。法律で定められた点検ってだけで受けないと罰則があるというわけではありません。

 

無料点検と比べると本格的な点検になりますが、料点検になるため、点検を受ける人はガクンと減ります

12ヶ月点検の国が定める法律のことについて、さらに詳しく知りたい方は国土交通省のホームページを参考にしてください。

では、次に12か月点検と査定価格の関係について見てみましょう。

点検整備を受けたからといって車の査定価格が上がることはない

12ヶ月点検を受けて査定価格はアップするのか

12ヶ月点検を受けても査定価格はアップしない

結論、点検を受けているからと言って査定価格が上がることはありません。

ただ、販売店や買取店によっては査定項目に点検を受けているかどうかの項目を追加している業者があるため、業者によっては査定で優遇される場合もあります。

 

しかし、実際ほとんどの業者は12か月点検は受けていても受けていなくても査定の評価は変わらないのが買取業界の実情です。

 

整備記録簿や保証書があるかどうか の項目は必ずあるので、記録簿や保証書がないとマイナス査定になる。

 

 

この先長く乗り続けたい場合は、故障部品を先に発見することができるので点検を受けておいた方がいいですが、1年以内に車検を控えている場合は乗り換えする可能性も出てきます。

乗り換えする可能性が少しでもあるなら、点検を受けるのは正直もったいないです。

 

頭金が少ないから乗り換えなんてできないということはありません。

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車は査定に出す業者によって提示される値段が変わってきて、査定を依頼する場所で値段が違ってきます。

 

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12か月点検の入庫率は国産車よりも輸入車の方が高い

国産車よりも輸入車の方が12ヶ月点検の入庫率は高い

国産車よりも輸入車の方が12ヶ月点検の入庫率は高い

トヨタ、ホンダ、日産をはじめ国産車は皆さんもご存じの通り壊れにくく、自分でも日常点検はしやすいことが特徴と言えます。

最悪の場合、1年や2年程度何のメンテナンスもせずに走り続けても、大きな故障をすることはほぼありません。

しかし、輸入車となるとどうでしょうか?

輸入車はボンネットを開けるとわかるのですが、自分で点検するにもどこを見ればいいのかわからないことがほとんどで、しかも壊れやすいイメージがありますよね。

 

輸入車の点検入庫率が高い理由は主に3つ。

  • 故障した時のリスクが高い
  • 自分で点検がしにくい
  • コンピュータで制御されている

 

万が一、故障した場合のリスクが高いこととほぼ全てがコンピュータによって制御されているので、よほどの知識がないと自分で点検したりすることができません。

BMWは、ボンネットを開けてオイルの量を測ろうにもレベルゲージがついていなくてやり方がわからず焦った経験が私にもあります。

まとめ

車の12ヶ月点検は法定点検と言われていますが、受けている人が多いというわけではなく実際受けている人は少ないのが事実です。

今あなたが乗っている車をこの先も長く乗り続けていきたいのなら、これから劣化するであろう部品や直しておいた方がいい箇所を教えてくれるので受けておきましょう。

 

ただ、1年以内に車検を控えていて乗り換えるかもしれないという状況なら、必ずしも受ける必要はありません。

修理する場所によっては部品代も含め数万円かかりますし、車検代と合わせて考えると10〜20万円近くの出費となってしまいます。

 

20万円もお金を出すなら頭金として残しておくことで、その先乗り換えることだってできますよね。

記事下に誰でも車を高く売ることができるようになるおすすめの中古車サイトをご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。

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元自動車ディーラーの営業をしており、中古自動車査定士の有資格者です。元査定士ならではの業界の裏話を中心に中古車に関するお得情報とコラムを発信していきます。 詳しいプロフィール

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